水谷豊さん40代は、相棒が始まるまでの準備期間のような感じです。
決して仕事をしてないわけではなく、大きく注目されるような作品に出演していなかっただけなんで。
単発ドラマが多く、シーズンモノは限られていました。
ただ本人は、この時代は「地味だけどいい仕事に恵まれた」と語っています。
水谷豊さん、40代はどんなドラマに出演していたのか?時系列にご紹介していきますね。
水谷豊40代にレギュラー出演したドラマ
水谷豊さん只今出演中!【BSプレミアム】午後8:15 男たちの旅路(1)「非常階段」
過去の出演番組はこちら
「ドラマ新銀河 時の王様」ほかhttps://t.co/kl8obWB0jE#水谷豊※予定変更・地域で別番組の場合あり
— NHKアーカイブス (@nhk_archives) May 12, 2023
水谷豊さんの40代は、どのようなドラマに出演していたのでしょうか?
本人は「地味にいい仕事に恵まれた」と語っていますが、時系列にたどってみましょう。
40代前半は、「地方記者・立花陽介」です!
水谷豊41歳【地方記者・立花陽介】(日本テレビ系1993年~2003年)
そうだ、水谷豊さんと森口瑤子さんとは、
『地方記者・立花陽介』でご夫婦役だったんだ!^^ https://t.co/2un9IjNe2Q pic.twitter.com/DnZltH0B8q— けーあい999@清らかな地球そして宇宙(アセンション2037)🌏🌞🌝🇯🇵🌸✨ (@3000harmony) November 30, 2023
「地方記者・立花陽介」は、日本テレビ系の「火曜サスペンス劇場」で1993年から2003年まで放送されたテレビドラマシリーズです。
全20回が制作され、主演は水谷豊さんが務めました。
このドラマの主人公は、東洋新聞の記者・立花陽介(演 – 水谷豊)。彼は結婚後、妻とともに全国各地の地方通信局を転々とします。
地方通信局は記者が1人で勤務し、家族とともに居住する局舎です。
各地に赴任するたびに、立花は新しい事件に遭遇します。
立花陽介の妻、久美(演 – 森口瑤子)は絵本作家で、東京の出版社に勤務していました。
彼女は結婚後も仕事を続けることを決め、夫の陽介が伊豆下田通信局に異動した際も東京に残っていました。
しかし、第1作の事件解決後、久美は伊豆下田通信局に移り住むことを決意。
その後、陽介の転勤に伴い全国各地の地方通信局を共に転々とすることになります。
このシリーズは高視聴率を獲得し、視聴者から高く評価されました。
シリーズは「火曜サスペンス劇場」が終了する2年前に終了し、2004年からは「事件記者・三上雄太」(全3作)に引き継がれました。
また、シリーズ当初から第18作までは岡本克己さんが脚本を担当していましたが、彼が2002年に亡くなった後も脚本家を交代し、第19作以降も制作が続けられました。
森口瑤子さんは、「相棒」では「こてまり」の女将として、水谷豊さんと共演しています。
さぁ、続いて42歳の頃のドラマです。
水谷豊42歳【探偵事務所】(テレビ朝日系1994年~99年)
水谷豊さん主演され 探偵事務所シリーズいつか再放送お願い!#テレ朝#BS朝日#テレビ朝チャンネル pic.twitter.com/cfkcwzqqXs
— chengcongrui (@chengcongrui) April 30, 2020
「探偵事務所」は、1994年から1999年までテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で放送されたテレビドラマシリーズで、全5回放送されました。
このドラマは、アイワ探偵事務所という焼鳥「多美」の2階を間借りしている探偵事務所を舞台に、様々な事件を解決していくストーリーが描かれています。
水谷豊さんは、元警視庁捜査一課刑事で、妻とは離婚している室生一喜という役を演じていました。
また、このドラマには他にも段田安則さんや井上晴美さんなどが出演しており、
それぞれが浮気調査が得意な調査員や元暴走族の調査員など、個性的なキャラクターを演じていました。
なお、このドラマは原作を使い果たしたことで1999年に完結し、
その後水谷豊さん主演の新シリーズとして連続ドラマ「相棒・警視庁ふたりだけの特命係」がスタートしました。
このように、「探偵事務所」は水谷豊さんの演技力を引き立てる作品であったことは間違いありません。
さぁ、続いて44歳の頃のドラマです!
水谷豊44歳・【時の王様】(NHK 1996年)阿部寛と共演!
「時の王様」は、NHKのドラマ新銀河で1996年7月15日から7月18日まで放送されたテレビドラマです。
全4回で、NHK札幌放送局が制作を担当しました。
このドラマは、北海道小樽市の時計店を舞台に、訪れる人たちのさまざまな人間模様を描いた作品です。
主人公の時計職人の役を水谷豊さんが演じました。
各話は1話完結の全4回で、このドラマが放送される前にテレマップで「『時の王様』ロケ便り」が1996年5月29日に放送されました。
キャストは以下の通りです.
松村清志 – 水谷豊
阿部寛
洞口依子
平田満
山田昌
重松収
富子 – 東山明美(旅館の女将)
また、時計職人の松村(水谷豊さん)は、妻に駆け落ちされ、怠惰な毎日を重ねたが、いつしか心は癒されていました。
松村はそれを「時の王様」のおかげと信じていました。
このように、「時の王様」は人間の心の動きや時間の流れを描いたドラマと言えます。
このドラマには、いまやドラマに引っ張りだこの阿部寛さんがゲスト出演していました。
阿部さんは、モデルから俳優になったのですが、身長が高すぎて「女優と釣り合わない」という理由から仕事に恵まれていなかったそうです。
そんな阿部が芝居に目覚めたのは、つかこうへい作・演出の「熱海殺人事件 モンテカルロイリュージョン93」の舞台を踏んでからだった。
著作の「阿部ちゃんの喜劇」(集英社)の中で、つかこうへい劇団のオーディションを受けたときのことを、自分にとっては起死回生の出来事であると語り、これまでの二枚目イメージを覆すバイセクシャルの木村伝兵衛部長刑事を演じて、注目された。
出典元:水谷豊自伝
水谷豊さんとの共演は、その舞台出演から3年後のことでした。
いまや、阿部寛さんはヒットドラマには欠かせない俳優さんになりました。
水谷豊さんも阿部寛について、次のように語っています。
阿部さんのその後の活躍は、皆さん、ご存じの通りですね。
唯一無二の存在感のある役者。
彼の場合は、なるべくしてなったのだと思います。
出典元:水谷豊自伝
44歳の頃、売れない歌手のマネージャー役をやってました。
水谷豊44歳【演歌・唱太郎の人情事件日誌】(TBS系96年~97年)
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本日3作品一挙放送!
\■5/4(土)あさ9時#水谷豊 主演
「演歌・唱太郎の人情事件日誌」1~3売れない演歌歌手のマネージャー唱太郎が、事件を解き明かします!
明日5/5(日)よる9時〜「TAP -THE LAST SHOW-」のTV初放送もございます!(日曜邦画劇場ゲスト 水谷豊)
ぜひあわせてご覧ください! pic.twitter.com/nJepjxQnqe— 日本映画専門チャンネル (@nihoneiga) May 3, 2019
このドラマは、歌謡界を舞台にした意欲的な作品で、売れない演歌歌手・神崎あかねと彼女のマネージャー・赤木唱太郎のお人好しコンビが、全国を回って売り込みをしている間にさまざまな事件に巻き込まれ、それを解決する姿を描いています。
また、歌謡界に生きる人々の人間ドラマや悲哀も浮き彫りにしています。
第1弾となるこの作品は、20.3%の高視聴率を記録しました。
水谷豊さんと浅田美代子さんの絶妙なコンビネーションが見どころで、浅田さんは演歌歌手役、水谷さんは元演歌歌手役、渋谷琴乃さんは新人演歌歌手役として、それぞれ異なる世代の演歌を熱唱します。
また、130年の歴史を持つ由緒ある老舗旅館で繰り広げられる、ベテランと新人の対決シーンも見逃せません。
さぁ、続いて「相棒」の前哨戦とも言われるドラマです。
水谷豊47歳【探偵 左文字進】(TBS系2013年まで全16回放映)
「探偵 左文字進」は、1999年から2013年までTBS系で全16回が放送されました。
この番組は「相棒」の前哨戦とも言える番組でした。
放送は次の枠で行われました。
- 「月曜ドラマスペシャル」(第1作・第2作)
- 「月曜ミステリー劇場」(第3作 – 第9作)
- 「月曜ゴールデン」(第10作 – 第16作)
主人公の左文字進は、元弁護士の私立探偵で、特殊メイクを使って別人に変装し、事件関係者から詳しい事実を聞き出すという設定です。
最初はどちらかというとシリアスドラマで始まったのですが、プロデューサーやディレクターと話し合い、回を追うごとにコメディの要素を増やしていきました。
番組を長く続けるためには、視聴者が笑って楽しめるドラマにしたいとの思いからです。
特殊メイクは1時間半ぐらいかかりました。
そもそも僕は左文字進を演じているのですが、メイクをすることで全く違う人物になりすまし、芝居の上に芝居を上乗せするわけです。
つまり、左文字を演じながら、別な人物を重ねていく。
これはなかなか楽しい作業で毎回楽しみでした。
出典元:水谷豊自伝
シリーズの最終回「他人になった女」では、特殊メイクと華麗な推理で難事件を解決する左文字進シリーズの第16弾として放映されました。
このエピソードでは、左文字進が詐欺師が資産目当てで接触するだろうと予測し、彼女のもとに頻繁に通うというストーリーが展開されました。
キャストには、水谷豊さん、酒井美紀さん、藤澤恵麻さん、高杉亘さんなどが出演し、視聴者から高い評価を受けました。
水谷豊さんが「探偵左文字進」に出演中に「相棒」の企画がテレビ朝日で持ちあがっていました。
まとめ
水谷豊さん、40代は「地味にいい仕事に恵まれた」と語っていましたが。
いま観ても楽しめそうなドラマばかりです!
●40代の初めころ【地方記者・立花陽介】【探事務所】
●相棒への前哨戦ともいえる、【探偵 左文字進】
●阿部寛さんが出演している、【時の王様】
●浅田美代子さんが出演している【演歌・唱太郎の人情事件日誌】とか、どこかVODで観れるようになってほしいですね。
どの作品も、今観ても楽しめそうな作品ばかりですね。
水谷豊さんて、10代の頃から出演する作品に恵まれているというか、不良役から、先生、刑事、探偵、記者、マネージャーなど、どれをとっても演じているイメージが出てくるのは、凄い役者さんなんだと改めて思います。