五頭岳夫さんは、『地面師たち』のおじいちゃん役で大注目!遅開きのシニア俳優さんです。
いまはドラマや映画、CMなどで引っ張りだこです。
そんな五頭岳夫さん、どんな人生を送ってきたのでしょうか?
若い頃から現在までを時系列で追ってみました。
五頭岳夫(ごず たけお)若い頃
20代で舞台へ、40代で大病、50代で再出発し、70代で大ブレイクした“奇跡の遅咲き俳優”の軌跡
生い立ち(1948〜高校時代)
- 1948年2月7日 新潟県北蒲原郡水原町(現・阿賀野市)に生まれる。
- 6男6女の大家族の末っ子。父は幼い頃に他界し、母が一人で子どもたちを育てる。
- 母に連れられて映画や大衆演劇を観たことが、演技への興味の原点。
- 小中学校の学芸会では常に役を任され、高校では文化祭で舞台に立つなど、早くから表現の才能を見せる。
1. 上京〜自動車整備士時代(高校卒業後〜23歳)
- 高校卒業後に上京し、専門学校へ進学。
- 卒業後は自動車整備士として働く。
- しかし「演技をやりたい」という思いが消えず、23歳で大きな決断をする。
2. 青年劇場での20年間(23〜42歳)
- 23歳(1971年前後) 劇団「青年劇場」の養成所に入団。
- 当時の芸名は 小林直二。
- 全国47都道府県を巡演し、舞台俳優として約20年間活動。
- 舞台中心ながら、映画にも端役で出演:
- 砂の器(1974) 工藤巡査役
- 八甲田山(1977) 鬼島軍医役
- 八つ墓村(1977) 落武者役
- 舞台で鍛えた声・間・立ち姿が、後の“存在感のある老人役”の土台となる。
3. 42歳の大病と退団(約1990年前後)
- 42歳で胃がんを発症し、胃を全摘出。
しかし40代前半、地方公演中に「どうも歯がぐらつくな」と思って病院へ行くと「左の顎の骨が溶けてる。手術しないといけない」と診断される。
「でも公演が来年まで決まっていたからね、ちょっと先送りにしていたら“ほっといたら骨が折れる”と言われて。それで手術をしたんです」
金属のプレートで顎を補強する大手術を受け、ホッとしたのもつかの間、ある日舞台で大きな声を出したらプレートが折れ、その破片が脳のある場所まで入ってしまったという。
「でもこの破片を取ろうとすると脳に傷つけちゃうから、っていうんでそのままになってます。そうこうしていたら1年もしないうちに胃がんが見つかって。それで手術で胃を半分切ったんだけど、まだ上のほうにがんが残ってるって、2度も手術して。顎と合わせて2〜3年の間に8回も手術しましたよ」
出典元:週刊女性prime
- 長年所属した青年劇場を退団し、舞台から離れる。
- 生活のために、競輪選手のサポート、飲食業、コンビニなど、さまざまな仕事を経験。
- この時期は「役者としての人生は終わった」と思ったほどの苦難の時期。
4. エキストラからの再出発(2000〜55歳)
- 2000年 エキストラ事務所に所属し、ゼロから映像の世界へ。
- 55歳で全快したことを機に、故郷の山「五頭連峰」にちなみ、 → 芸名を「五頭岳夫」に改名。
- 2007年、所属事務所が俳優マネジメントを開始したため、 → 正式に俳優として復帰。
- 初期はホームレス役などが多かったが、わずかな登場でも“空気を変える俳優”として徐々に評価が高まる。
5. 映像での再評価(2010〜2020年代)
- 凶悪(2013)
- Silence(2017)
- 万引き家族(2018)
- 教誨師(2018) — 進藤正一役で大きな注目を集める。
- 70代に入っても出演作は増え続け、名バイプレイヤーとして存在感を確立。
6. 大ブレイク(2024〜2026)
- 2024年 Netflix『地面師たち』 認知症気味の老人・佐々木丈雄役のリアルな演技がSNSで大バズり。 「ライフのほうが安いので」のセリフが“構文化”し、若い世代にも人気に。
【編集しました】
『地面師たち』を観てから、ずっとお話を聞いてみたいなと思っていた俳優の五頭岳夫さん(@rpOVZYYMyHaOK3l)に取材しました✨
ふだんの生活をすべて演技につなげて考えるという五頭さん。77歳で新しいことに挑戦する姿がとても素敵でした🔥https://t.co/SMjIkDuenu— 岩田悠里 (@yuriten0122) July 10, 2025
- 2025年には歌手デビューという新たな挑戦も。
- 2026年2月28日、初の著書 『生涯現役』 を刊行予定。
年代別まとめ(詳細タイムライン)
| 年代 | 出来事 |
|---|---|
| 1948 | 新潟県水原町に生まれる |
| 〜高校 | 映画・大衆演劇に親しみ、文化祭で舞台経験を積む |
| 高校卒業後 | 上京し専門学校へ → 自動車整備士に |
| 23歳(1971頃) | 青年劇場に入団、芸名「小林直二」 |
| 1970〜90年代 | 舞台中心に活動、映画『砂の器』『八甲田山』などに出演 |
| 42歳 | 胃がんで胃を全摘 → 劇団退団 |
| 2000年 | エキストラとして再出発 |
| 55歳 | 芸名を「五頭岳夫」に改名 |
| 2007年 | 俳優として本格復帰 |
| 2018年 | 『教誨師』で注目 |
| 2024年 | 『地面師たち』で大ブレイク |
| 2025年 | 歌手デビュー |
| 2026年 | 自叙伝『生涯現役』刊行予定 |
まとめ
五頭岳夫さんの人生は、 「20年の舞台 → 大病 → 50代で再出発 → 70代で大ブレイク」 という、まさに“生涯現役”を体現するドラマそのもの。









