松平健さんの代表作であり、日本の時代劇の金字塔とも言える『暴れん坊将軍』。1978年の放送開始から2003年まで、なんと長きにわたって愛され続けたこの作品は、松平さんにとって俳優人生を決定づける大きな転機でした。
本記事では、23歳という若さでの大抜擢から始まった『暴れん坊将軍』の波乱万丈な軌跡や、松平さん流の「吉宗」と「新さん」の演じ分けの秘密、さらにカメラの裏側での大先輩への気遣いあふれるほっこりエピソードをご紹介します!
そして後半では、正統派時代劇の枠を大きく飛び越え、視聴者の度肝を抜いた「彗星激突」や「トラウマ級ホラー」などの伝説の異色回、さらには『仮面ライダー』との奇跡のコラボ劇まで面白おかしく徹底解剖!2025年に17年ぶりの復活を果たした令和の新作情報もたっぷりとお届けします。
読めば絶対に見返したくなる、『暴れん坊将軍』の奥深い魅力に迫りましょう!
目次
23歳で「上様」に!『暴れん坊将軍』25年の軌跡と撮影秘話
暴れん坊将軍IIIスペシャル 次回予告
1990年4月7日放送 pic.twitter.com/VQm3ruaMe8— さくらとせろり、(さくせろ) (@sakutosero) February 10, 2026
「3ヶ月で終わる」の声を覆した大ヒット!吉宗と新之助の演じ分け
『暴れん坊将軍』がスタートした1978年当時、時代劇といえば大スターが主役を張るのが当たり前で、若手俳優が主演することはほとんどありませんでした。
そのため、23歳で徳川吉宗役に大抜擢された松平さんに対し、撮影所の中では「こんな作品、3ヶ月ともたない」という厳しい声もあったそうです。
「ただ、やっぱり長く続けたいと思ってはいましたけど。当時は、新人が主役をやるなんてことはなかったんですね。時代劇の主役はスターさんがやる時代でしたから。抜擢してくれた側も冒険だったと思いますし、プレッシャーはもちろんありました」
放送は土曜夜8時。『8時だョ!全員集合』や『欽ちゃんのドンとやってみよう!』など、裏番組は最強。
「ドリフターズのみなさんが視聴率30%を取っている中、8%とか9%。1桁でしたから。“3か月で終わる”なんて噂が流れたり。それはやっぱりつらかったですね」
出典元:ライブドアニュース
しかし、そんな声を跳ね除けてひたすら頑張った結果、ドラマは徐々に人気を集め、最終的には2003年まで続く大ロングランシリーズとなりました。
松平さんは、将軍・吉宗と、貧乏旗本の三男坊・徳田新之助(新さん)を演じる際、「二役ぐらいの意識」を持っていたといいます。
将軍の時は「一番偉い立場」として立ち振る舞いや所作を厳格に、新之助の時は現代劇に近い親しみやすさを出すように心がけていました。
また、師匠である勝新太郎さんからは「将軍をやるんだから、安いところで遊ぶ10回分をためて良いところに行って、そこに来ているお客さんを観察して勉強しろ」という深いアドバイスをもらい、役作りに活かしていたそうです。
カメラが止まると一転?大先輩の悪役俳優への微笑ましい気遣い
番組には、斬られ役として数多くの大御所・ベテラン俳優たちが出演していました。
若い松平さんにとって、大先輩を相手に立ち回りを演じるのは非常に気を遣うものだったようです。
カメラが回っている時は上様として「貴様!」と成敗しつつも、いざ「カット!」の声がかかると、すぐに「どうぞ、お座りください」と大先輩に椅子をすすめていたのだとか 。

松平さんの真面目で優しい素顔が伝わってくる、微笑ましいエピソードですね!
なぜ面白い?絶対正義の吉宗と、粋なレギュラー陣の絶妙なバランス
このドラマが長く愛された理由の一つは、吉宗は「絶対正義」であり、悪役は「徹底的な悪」という、分かりやすく単純明快な勧善懲悪の構図にあります 。
成敗の直前に吉宗が「許しておけん!」と悪を言葉でバッサリ斬り捨てるシーンは、痛快さ満点です 。
暴れん坊将軍IIIスペシャル 次回予告
1990年4月7日放送 pic.twitter.com/VQm3ruaMe8— さくらとせろり、(さくせろ) (@sakutosero) February 10, 2026
また、南町奉行の大岡忠相(横内正さん)や、火消し「め組」の辰五郎(北島三郎さん)、御側御用取次のじい(有島一郎さんら)といった、粋で個性豊かなレギュラー陣の存在も欠かせません 。
彼らはキャラが濃いにもかかわらず、決して吉宗の存在感を覆い隠すことなく、主役を最高に引き立てる絶妙なバランスを保っていました 。
視聴者の度肝を抜いた!?『暴れん坊将軍』伝説の「異色回」
『暴れん坊将軍』「江戸壊滅の危機!すい星激突の恐怖」観た。監督は原田雄一
上様自ら地球にくる彗星を発見。天文学者の算出では衝突まで3日しかない!
ネットじゃ伝説の彗星回
悪党の企みが「混乱を煽って盗み」というしょぼさ(一応幕府転覆も狙ってる)だけど、突然のSF回なんて絶対忘れられんやつよ pic.twitter.com/R4mE4CHiIg— kawata (@MugenShinsi) April 6, 2024
江戸壊滅の危機!まさかのSF特撮テイスト「すい星激突の恐怖」
長寿番組ゆえに、時には視聴者を驚かせる「異色回」も誕生しました。
その筆頭が、『暴れん坊将軍IX』の第19話「江戸壊滅の危機! すい星激突の恐怖」です 。
夜空に奇妙な星を見つけた吉宗ですが、なんとそれは地球に向かってくる巨大な隕石!
個人的に暴れん坊将軍で一番凄い回といえば
地球滅亡クラスの大彗星激突を
優秀な天文学者を使う事で直撃する村を
ピンポイントで当てた話だと思うわけでしかもその彗星
外見のハッタリだけで被害は村一つで済んだw pic.twitter.com/ze7FWXdlMZ— こば@ジェミニのサガっ子クラブ (@koba200x1) November 29, 2024
後半では実際にすい星が落下して大爆発を引き起こすという、時代劇とSF特撮が融合したとんでもない展開が繰り広げられます 。
実は吉宗が天文好きだったという史実も絡められており、今もファンの間で語り継がれる伝説の回となっています。
トラウマ級のホラー展開!怨霊相手に大立ち回り「悪霊の城の花嫁」
続いては、『暴れん坊将軍III』の第94話「悪霊の城の花嫁」 。
この回で吉宗が戦う相手は、なんと人間ではなく「悪霊」!5代将軍・綱吉に取り潰された大名たちの怨霊が幕府滅亡を企てるという、おどろおどろしいホラーテイストの物語です 。
早朝暴れん坊将軍Ⅲ「悪霊の城の花嫁」。魔界転生と眠狂四郎を掛け合わせたようなオカルト調に朝から呆然。白塗り大木正司さん、川辺久造さんらに常連・芦川よしみさん。 pic.twitter.com/Xs4SuN3ZT4
— おく-KEN (@TOKEIWOTOMETE) April 6, 2021
能面をつけた女性や白塗りの悪霊たちが襲いかかってくるトラウマ級の展開の中、人間ではない相手にも刀一本で堂々と立ち向かう上様の「暴れん坊っぷり」は必見です 。
シリーズ通算500話の神回!薩摩に乗り込む「天下分け目の決闘」
『暴れん坊将軍III』の第97話「将軍琉球へ渡る 天下分け目の決闘」は、シリーズ通算500話を記念して制作された神回です 。
荒木しげるさんは
暴れん坊将軍Ⅱ
御庭番、木葉才蔵役でも有名。
500回記念SP 将軍琉球へ渡る、天下分け目の決闘!(1990年) – 鏑木軍兵衛役でも出演。薮田助八がいたんだから顔合わせしてたらストロンガーとV3が揃い踏みでしたね。
なお、1期ではおやっさんが悪役出演していて被害者が一文字。 https://t.co/M61gfR5RtG pic.twitter.com/2adzpvCs9x— 畷左門 (@yMNdvzrig8cthAJ) February 8, 2023
薩摩藩の不穏な動きを探るため、なんと吉宗自らが薩摩へ乗り込み、タイトル通り「天下分け目」の大決闘に挑みます 。
さらに、かつてのお庭番たちなど過去のシリーズで活躍したキャストが多数ゲスト出演しており、長年のファンにはたまらない胸熱なメモリアルエピソードとなっています 。
時代も時空も超える!仮面ライダーとの共演と、令和の復活
時空を超えた奇跡のタッグ!『劇場版 仮面ライダーオーズ』で大暴れ
時代劇の枠を超えた奇跡のコラボレーションもありました。
2011年に公開された映画『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』への特別出演です 。
『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL
将軍と21のコアメダル』子供の頃から暴れん坊将軍が好きだったから
正直ちょっと観るまでは不安だったけど
ちゃんと新さんだったし面白かった殺陣のキレもテーマ曲も健在で言うことナシ pic.twitter.com/KdIHegyYpd
— アクラブ👯♀️🎪 (@akrab_lancer) August 22, 2025
時空を超えて江戸時代にタイムスリップしてきた仮面ライダーオーズたちと出会った吉宗は、まさかのタッグを結成!
世界を混乱に陥れる怪獣ガラを相手に、仮面ライダーと一緒に大立ち回りを繰り広げました 。白馬に乗って疾走する上様の堂々たる姿は、特撮ファンも大興奮の仕上がりでした。
17年ぶりの復活!還暦を迎えた吉宗を描く『新・暴れん坊将軍』
そして2025年1月、ファン待望の新作『新・暴れん坊将軍』が放送され、17年ぶりに吉宗が帰ってきました!
本作の舞台は吉宗の治世から二十余年後。還暦を迎えた吉宗が、世継ぎ問題や江戸城内の陰謀に挑みます。
お正月放送予定です
「新・暴れん坊将軍」
※2025年1月4日21時〜テレビ朝日“名君”と誉れ高い八代将軍、吉宗が、貧乏旗本の三男坊、徳田新之助、通称“新さん“として庶民の暮らしにまぎれながら、江戸にはびこるさまざまな悪を討つ時代劇シリーズ… pic.twitter.com/usYUt61xRR
— さくちやん (@heroininheavens) December 13, 2024
監督に三池崇史さん、脚本に大森美香さんを迎え、西畑大吾さんやGACKTさんなど豪華キャストが集結。令和の時代にふさわしい、新たな魅力が詰まった時代劇として復活を遂げました。
まとめ:時代を超えて愛され続ける『暴れん坊将軍』
「3ヶ月で終わる」と言われたスタートから、国民的時代劇へと成長した『暴れん坊将軍』。
松平健さんが魂を込めて演じ続けた「吉宗」と「新さん」の魅力は、王道の勧善懲悪から、彗星や悪霊と戦う異色回、果ては仮面ライダーとの共演まで、どんなぶっ飛んだ展開でも決してブレることはありませんでした。
令和の時代に新作が作られるほど、今なお世代を超えて愛され続ける上様の姿を、ぜひこれからも楽しんでいきたいですね!









