づとずの使い方・送り仮名の決まり事をわかりやすく解説

づとずぢとじの仮名遣い、ふと迷うことないですか? あなたが迷った時に、二つの決まり事を思い出しましょう。 これさえ覚えておけば万全だよ!では解説しますね♪

同音連呼の場合は「づ」と「ぢ」を使う!

同音が場合はづとずをつかう、これが最初の決まり事です。

同音連呼ってなに?

と思ったあなた、次のような言葉です。

が連呼する言葉

続く・・・・・つづく

・・・・・・つづら

綴る・・・・・つづる

約める・・・・つづめる

文字を覚えたての子供さんが間違えやすいのが、つずくと書いてしまうこと。

つずく➡つづくと教えてあげましょう。

つの次につの濁音が続いた時は「づ」を使うと覚えておきましょう。

が連呼する言葉

・・・・・ちぢみ/ちぢむ/ちぢれる/ちぢこまる

ちの次にちの濁音が続いた時は「ぢ」を使うと覚えておきましょう。

これも間違えやすい連呼です。

ちじみ➡ちぢみと教えましょう。

では、韓国料理にある「ちじみ」は?「ちぢみ」?

このような場合は「チジミ」とカタカナで書くようにしましょう。

さぁもう一度確認しましょう。

「つち」

で連呼する時は、づとぢにする!

ナッシュ

なるほど同音連呼は同じ文字の濁音にする、そう覚えることだね。

そういうことなんですね。

どうですか?これで一つ目の決まりは分かりましたか?

もう一つの決まり事も覚えておきましょう。

2語の連合で出来る言葉は「づ」「ぢ」を使う

2語の連合ってなに?て思ったあなた。

次のような言葉ですね(^^)

竹筒(竹+筒)・・・・・・たけ

たけではないといういことです。

つの2語の連合の言葉の例文

三日月(三日+月)・・・みか

手綱(手+綱)・・・・・

手作り(手+作り)・・・くり

心尽(心+尽)・・・・・こころくし

片付け(片+付け)・・・・かたける

このように2語で作られていて、2語目につで始まる言葉がくる場合は、

を使うということです。

ナッシュ

これなら小学生でも理解できるね。

日本語を勉強している海外の人でもわかるかも。

つづいてちの2語連合することばも見てみましょう。

ちの2語の連合の言葉の例文

鼻血(鼻+血)・・・・・・・・はな

底力(底+力)・・・・・・・・そこから

入れ知恵(入れ+知恵)・・・・いれ

間近(間+近)・・・・・・・・

このように2語でできている言葉でちが絡むときは、

ぢを使うということでじではないということです。

づとぢの仮名使いは二つの決まり事さえ覚えておけば、

間違えることはないです。

ナッシュ

ほんと、これなら間違えないですね♪

さぁ続いて2語に分解できにくい言葉ってありますよね。

2語に分解しにくい言葉は「づ、ず」「ぢ、じ」どれ?

例えば、

世界中という言葉、これは「せかいじゅう」それとも「せかいぢゅう」

稲妻という漢字・・・・無理して別ければ「稲と妻」になりますけど、本来の意味と違ってきます。

では「いなずま」が正しいのか?それとも「いなづま」

「せかいじゅう」それとも「せかいぢゅう」

ナッシュ

これって、どっちが正しいの?あらためて聞かれると悩むな~。

さぁ、どちらを使えばいいのでしょうか?

このような場合は基本的には「じ」「ず」を使うのですが。

「ぢ」「づ」でも間違いではないということになりました。

どちらを使っても正しいんですといういことです。

「現代仮名遣い」(昭和61年 内閣訓令・告示 全文は下記URL内)に記してあります。

ナッシュ

えっそうなんだ!これは知らなかった。

どっちを使ってもいいんだね♪

2語に分解しにくい言葉の例文

ずとじを使っている言葉で、2語に分解すると意味が通じない漢字や平仮名ってけっこうあるんです。

せかいじゅう(世界中)・いなずま(稲妻) かたず(固唾)・ きずな(絆*) さかずき(杯)

ときわず ・ほおずき ・みみずく・うなずく ・おとずれる(訪) かしずく ・つまずく

ぬかずく・ひざまずく ・あせみず・ さしずめ・ でずっぱり・ なかんずく・ うでずく

くろずくめ ・ひとりずつ ・ゆうずう(融通)

うえの言葉はずとじを使っていますが、づとぢでも良いということです

子どもが世界中という漢字を平仮名で書いたときに、

「せかいじゅう」「せかいぢゅう」どちらも正解ということです。

「いなずま」でも「いなづま」でも正解ということです。

幼稚園や保育園でこどもが文章を書いている時に、違うよとか言わないようにしましょう。

これは重要なことで、小学校の先生が間違っていることもありますから(*_*;

しっかり覚えておきましょう。

音読みでもともと濁っている言葉は「じ」「ず」

漢字の音読みでもともと濁っている文字

地・図などは「じ」「ず」をつかいます「ぢ」「づ」は使いません。

例えば次のような言葉の時です

じめん(地面)・ ぬのじ(布地) ずが(図画)・ りゃくず(略図)

どうでしょうか、子供にも分かりやすく説明で

の4つの決まりを覚えておけば、「づ・ず」「ぢ・じ」の

使い方で迷うことはないですよ。

まとめ

「づとず 」「ぢとじ」の使い方について解説してきました。

①同音連呼の時

②二語の連合の時の使い分け。

③二語に分解しにくい言葉の時、「づとず」「ぢとじ」の使い方。

④音読みでもともと濁音の時の「づとず」「ぢとじ」の使い方。

それぞれに決まりがありますので、基本的なことを覚えれば迷うこともなくなります。

子供にも分かりやすく教えてあげてください。