小麦粉と薄力粉の違いは?天ぷらやお菓子、パン、うどんに使う粉はどっち?粉の違いをご紹介!

小麦粉と薄力粉の違いって何だと思いますか?

スーパに行くと薄力粉、中力粉、強力粉と並んでいます、これの総称が小麦粉なんです!

何を選んだら良いかチョット迷ったりしませんか?

疑問に感じたことがある人もいるのではないでしょうか。

ほかにも、「強力粉」や「中力粉」との違いも気になるところですね。

そこで今回は、小麦粉の種類や特徴について詳しく解説し、

それぞれの特徴を生かした料理を紹介します。

薄力粉・中力粉・強力粉の違いは?

もとは全部小麦粉なんですが、中に入っているグルテンの量によって分けられています。

一番簡単な覚え方は次の通りです!

〇強力粉 = パン用

〇中力粉 = 麺用

〇薄力粉 = お菓子用・天ぷら

このように覚えておけばとってもカンタンですね。

それぞれの粉の特徴がありますから、覚えておいてください。

一般によく使うのは薄力粉だと思います。

ではこの3種類の小麦粉は具体的に何が違うのでしょうか?

3種類の小麦粉の何が違うのか?

1,薄力・中力・強力・小麦粉に含まれている、でんぷんの粒の大きさが違う!

小麦の70%もの割合を占めるでんぷんですが、

でんぷんの粒の大きさは、粉の種類毎に異なり、次のようになっています。

薄力粉では極細かい

中力粉では細かい

強力粉では粗い

でんぷんの粒が違うと言われるとなるほどそうなんだ。

製法違う?それとも。

同じ小麦粉ならそんなことないはずだし、使う小麦ががちがうのかな?

そうなんです、使う小麦が違うんです!

2,薄力・中力・強力は硬さの違う小麦粉からできている!

小麦を硬さで分けると、硬質小麦と軟質小麦に分けられるんですが、

 硬質小麦は、でんぷん粒とその他の物質が固く密着しており、

粉にしたときに、いくつかのでんぷんが固まりのまま砕け、でんぷんにも傷がついてしまいます

この傷があることで粉の吸水性が高まります

強力粉は硬質小麦を使って作られています。

また、軟質小麦は、でんぷん粒とその他の物質のつながりが弱く

粉にしたときに、でんぷん粒をほぼ無傷のままで、ばらばらにすることができます。

このため、粉の粒は極細かくなりますが、

でんぷん粒としては無傷であるため、吸水性は低くなります。

薄力粉は軟質小麦を使ってできています。

中力粉は弱硬質小麦を使用しているようです。

当然たんぱく質の含有量も、硬質小麦は多くて、軟質小麦は少なくなってきます。

3,グルテンの量が違う!

先ほどお話したようにたんぱく質の含有量は、硬質小麦から作られた、

強力粉が多くて柔らかくなるにほど、少なくなってきます。

★強力粉 = タンパク(グルテン)の量が多い/11.5~13.0%

★中力粉 = タンパク(グルテン)の量が中くらい/7.5~10.5%

★薄力粉 = タンパク(グルテン)の量が少ない/6.5~9.0%

そうなんですね、

強力・中力・薄力粉の違いが良く分かりました。

あと、使う時にふるいにかけますよね。

あれは必ずやらないとダメなの?

薄力・中力・強力粉は使う時は必ずふるいにかけましょう!

何故料理に使う前にふるいにかけないといけないか?

美味しく作るためには面倒くさがらないで、必ずやりましょう。

ふるいをしないとパンやお菓子、うどんなどを作った時に次のようなことがおきてきます。

〇ダマになる(ホワイトソース・菓子)

〇きめの粗いお菓子になってしまう

〇パンがふわふわにならない

〇膨らまない

〇仕上がりが硬くなる

〇食感や味が悪い

せっかく作ったのにこんなのができたらショックですよね(*_*;

ひと手間かけるだけで、美味しくできます!

必ずふるいにかけましょう。

ふるいにかけないと美味しくならないんですね(^^♪

お菓子が粉っぽかったのも、それが原因だったかも?

あっそうそう、粉の代用ってできるんですか、、。

薄力粉、中力粉、強力粉はそれぞれ代用ができる?

この3種類の粉って代用はできるのでしょうか?
同じ粉なので、できないことはないでしょうが、
出来あがりで思ったものと違う食感になったりします。

それぞれの粉の得意料理があるので、それから考えていけば良いと思います。

1、強力粉・・・・・パン・ピザ生地・餃子の皮等

2,中力粉・・・・・うどん・フランスパン・フォカッチャ・スコーン

3,薄力粉・・・・・ケーキ、天ぷら、ホワイトソース・クッキー・お菓子

上の得意分野を見る限り、薄力粉を強力粉の代わりに使うことは、

チョット無理があるみたいですね。

逆に強力粉を薄力粉の代わりに使うのも無理があるようです。

グルテンの量が薄力粉6,5%

強力粉は11,5%と全然ちがいますから、

中力粉はグルテンが7,5%~10,5%なので、どちらにも代用できそうです。

代用って難しそうですね、

常に強力粉や中力粉を揃えておくのも、

あまり現実的ではないしな~。

薄力粉があれば、大丈夫かな(^^)

薄力粉に市販のグルテン粉をプラスすれば、中力粉位にはなるので、

ふっくらパンはできないまでも、サクサクパンはできます。

強力粉で天ぷらを揚げても、カリッとはあがらないです、

フリッターのようになりますかね。

家庭に常備しているのは薄力粉だと思います、

強力粉や中力粉を常備している家庭は少ないんじゃないでしょうか?

パンを作る時とか、自家製うどんを作るときには、

新たに購入した方がいいでしょう。

通常は薄力粉があれば困ることはありません。

まとめ

小麦粉と薄力粉の違いはなに?

から始まって、強力粉・中力粉の違いについて解説してきました。

全て小麦粉であり、グルテン量の違いで別けられるとお話してきました。

粉によって得意な料理が変わってくるので、

薄力粉・中力粉・強力粉の特徴と、粉別のおすすめ料理を覚えておきましょう。

 

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